暴落時のシステムトレード(その2)
注文の仕方に関わる問題点もあります。
寄り引けのシステムトレードでは、注文の手間を省くために、証券会社の様々な注文方法を使います。
「寄り付き成行で買い、引け成行で売り、損切りなし」という、割と一般的なルールの場合です。私が使っているカブドットコム証券では、この注文を1回で済ませることができます。
具体的には、「寄り付き成行で買い」+Uターン注文の「売りで、W指値/引け成行」を使っています。
このW指値では、売り注文時の利益確定のための指値と、損切りのための逆指値を指定します。これらの指値、逆指値はどちらも約定することのないような、かけ離れた数値を入れることで、実質的には「引け成行」として機能させているのです。
かけ離れた数値は、値幅制限ぎりぎりの値を入れれば良いのですが、計算が面倒なので、およそ1000円前後の区切りのいい値にしています。
10/10の注文の時には、10/9の終値が9220円でしたので、逆指値の値としては、8030円を指定したのでした。ところが10/10には直ぐに8000円を割ってしまったので、8030円の損切りが約定してしまったのです。本来は午前の終値8210円で手仕舞うべきところだったので、本来よりもマイナス18000円となってしまいました。
こういう事を避けるには、次の方法が考えられます。
(1)注文を1回で済ませたい場合は、逆指値も指定しなければならないので、その時は値幅制限ギリギリの値を入れる。
(2)注文を1回ですませず2回に分ける。1回目の注文は単に買いだけとする。約定を確認したあとで、場が閉まる前までに、成行売り注文を入れる。逆指値の必要がないので確実です。
なお、上記の例では損切りしないルールの場合でした。損切りをするルールの場合は、(2)であっても逆指値の指定が必要になりますので、(1)の対策しかありません。
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