裁量トレードにおける損少利大(2)
「損少利大」の考え方を守ってトレードすることは、なかなか難しいことなのです。
この事は、トレード時の人間の心理からも研究されています。学術的にはプロスペクト理論というのですが、詳細はネットで検索してみてください。
私なりに解釈すると、人間がとる行動には、人間心理による偏る傾向があるのです。利益が出て嬉しいときと、損失が出て嫌なときの行動が対称的ではなく、損失側に偏ってしまうのです。
したがって、利益と損失が半々となる相場であっても、損失が大きくなってしまうということです。
損が出ているときは、損失を認めて確定するのが怖くなり、もう少し待っていれば損が減ってくれるのではないかという淡い期待を抱いてしまうために、損切りを先延ばしにするのです。その結果、たいていは損失が増えるのです。
逆に利益が出ているときは、今売れば、現金が手に入ると思うと、額が少なくても手に入れてしまいたいと考えるのです。株価が少しでも逆行して下がって、利益が減るのを見ていると、あせってしまい、少ない利益でもいいから確定したいと反応してしまうのです。
これが、「損少利大」を実行するのが難しい理由です。
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