3点チャージ投資法(3)銘柄の選び方
2007年10月28日
銘柄をどのように選ぶかは、3Day投資法と超スピード投資法にも共通の課題です。
おおざっぱに言うと、3Day投資法は、株価が短期で細かく上下に変動するが、中長期ではあまり変動しない銘柄が向きます。超スピード投資法は、短期から中期で株価が上昇傾向にある銘柄が向きます。
これに対して、3点チャージ投資法は、いつもは比較的安定しているが、一時的に下がった銘柄が向きます。東証一部上場、出来高が多いものが向いており、国際優良株、各業界のトップ企業なら比較的安心して取り組めます。
ただし、これらは安定しているがゆえに、なかなかシグナルが出ないのも事実です。そこで食品、薬品が候補になるそうです。これは3D投資法でも有効な業種ですね。
3点チャージ投資法を継続的に行っていこうとするならば、この銘柄選択がとても重要になり、ノウハウになります。
作者から提供されるエクセルファイルだけでは、足りないかもしれません。商用の株価分析ソフトを使って、銘柄の絞込みを工夫している人もいるようです。
3点チャージ投資法(2)
2007年10月28日
3点チャージ投資法は、トレード判断が客観的に決まるので、再現性がある点ではシステムトレードに類すると思います。
しかし何点か懸念点もあります。
(a)銘柄として何を選ぶかという点に裁量が入る点。
(b)シグナル点灯頻度が少ない為、過去のバックテストをしてもサンプル数が足りなく、システムトレードには欠かせない各種のパフォーマンス数値を確認しづらい点。
これに対しては、いくつかの工夫が提案されています。3点チャージ投資法で過去に、良い勝率、利益率が得られた業種、銘柄に絞る方法です。
3点チャージ投資法(1)
2007年10月28日
3Day投資法、超スピード投資法と並んで、明地文男さんが提案されている投資方法に3点チャージ投資法があります。
前の2つの投資法が、1つの取引が最短で1日、長くても3日や5日で終わるのに対して、3点チャージ投資法は期限が決まっているわけではく、もっと中期、長期になります。
具体的には、株価が下がってきて、もう下がりすぎで底を打ったと判断した時に買い、リバウンドによる利益を狙うものです。買いのシグナルは、テクニカル指標の乖離率、RSI、ボリュームレシオの3つが同時に基準値に達した時に発生します。過去の株価データを調べ、適切な基準値を決めています。詳細は、書籍や、ホームページを参照してください。
エクセルシートも提供されており、自分で各銘柄の株価データを入力すれば、シグナルを調べることもできます。しかし、全銘柄を調べるのは大変なので、作者のホームページのシグナルが点灯した銘柄や、点灯しそうな銘柄の一覧を見るのが良いでしょう。
ポートフォリオ化
2007年10月08日
超スピード投資法を使ったポートフォリオ化の考え方を述べましたが、他の投資法でも、同じような考え方が使えると思います。
超スピード投資法は、私がかなり力を入れて分析したため、そこからポートフォリオ化のアイデアを考えついたのです。ただし資金が足りなかったので、実現はしませんでしたが。
他の投資方法でも、ある程度の利益が見込める方法で、買うタイミングと売るタイミングを見つけさえすれば、ポートフォリオは作れます。
超スピード投資法は1日~3日の短期トレードでしたが、中長期のトレードでも、10銘柄を同時に運用すると、だいぶ安定した利益が得られるはずです。
資金が少ないからと言って、少ない銘柄数で投資しても、波が大きいためドローダウンが大きくなると、資金不足になり継続できなくなります。
なお最近では、株式以外で少ない資金で投資できる方法が増えましたので、ポートフォリオを作成しやすくなりましたね。
超スピード投資法(7)ポートフォリオ銘柄の発注処理
2007年10月08日
ポートフォリオ銘柄の売買を、毎日行うのは大変と思うかもしれません。
これに対しては、証券会社の注文方法を有効に活用します。
「±指値」と「W指し値」を組み合わせた「Uターン注文」を前日に行ってしまえば、あとは次の日の夜に結果を確認し、当日に約定した銘柄を翌日のために注文するだけです。15分もかからないでしょう。
毎月1日だけは、銘柄の入れ替えのための時間として1時間位あればいいでしょう。
ここまで機械的に売買ができ、かつ収益のバックテストが可能であれば、この投資法はシステムトレードにかなり近いと言えると思います。
唯一、銘柄選定の部分に裁量が残りますが、これを機械的に行うルールを決めることも可能だと思います。
超スピード投資法(6)ポートフォリオの銘柄選定
2007年10月08日
この投資法では、銘柄の選択がキーになります。
銘柄を10個にしたのには理由があります。銘柄数が少ないと波が大きいからです。10銘柄の中には、成績の良くないものが2~3はあるかも知れないからです。結果的には残りの銘柄が良ければトータルでプラスにできるのです。これは、ポートフォリオ化によるリスク低減という、株式投資においては良く知られた方法です。
銘柄数をある数以上に増やしてこそ、分散化の効果が得られます。したがって、500万の資金が無い場合は、この投資法で、この様なポートフォリオ化はできません。
私は資金が足りないため、この方法は実際には行えていませんが、資金ができたら運用の選択肢に入れたいと思っています。
超スピード投資法(5)ポートフォリオ化
2007年10月08日
超スピード投資法で、安定した運用を行うために、ポートフォリオ化を考えました。
必要資金は最低500万円です。信用取引で1500万円まで枠を広げておきます。10銘柄くらいを売買するので、実際に売買に使うのは、500万~1000万になります。もちろん、資金が1500万円以上ある人は信用取引でなくてもいいです。
過去50日間のバックテストを行い、利益率の高い銘柄をトップ100を選びます。この中で順位を付けます。順位の付け方は、利益率、成功率、エントリー回数や、会社の資本金、出来高などから総合的に判断します。ここには個人の裁量が入りますが、それほど難しくはありません。
資金の範囲内で10銘柄を投資対象とします。この銘柄に対して超スピード投資法を開始します。
1ヶ月後に、トップ100について再度バックテストを行い、成績の悪い銘柄を落とし、良い銘柄と入れ替えます。悪い銘柄がなかったら入れ替えません。
これを毎月続けます。
超スピード投資法(4)銘柄の選び方
2007年10月07日
超スピード投資法で勝つためには銘柄の選択が重要だと述べました。ではどうやって選んだらいいでしょうか。
バックテストで利益の大きな銘柄を選ぶことは難しくはありません。エクセルマクロを走らせた結果を見ればいいだけですから。
問題は、将来もその銘柄が良いかどうかです。
例えば1月から3月でバックテストをしてみて良い結果だったとします。その銘柄を同じ条件で4月から6月でテストしてみると、なかなか良い結果になりません。これは、株価のトレンドが1月から3月は上昇だったが、その後、傾向が変わったからでしょう。
では、バックテストの結果はどれくらいの期間使えるのでしょうか。これは銘柄によって異なりますが、私の分析結果では1ヶ月保てば良い方でした。2週間くらいで傾向が変わることも良くあります。
つまり、銘柄の入れ替えを、半月から1ヶ月毎にしなければならないことが分かりました。
この分析に基づいて、超スピード投資法で将来に亘って利益を上げていく方法を考えました。
超スピード投資法(3)
2007年10月07日
超スピード投資法で成功するかどうかは、どの株を買うかで決まると思います。
つまり、今後上昇する株を見つけられれば、数日単位で(多くの場合、毎日)利益が入ってきます。
でも、そういう株は、超スピード投資法でなくても、とにかく買って持っていれば、利益がのるはずですよね。
超スピード投資法のメリットはどこにあるのでしょうか。
超スピード投資法は、小さな値上がり幅を数日単位で(多くの場合、数分から数時間で)、刈り取っていくイメージです。
ですから、一般的な中長期投資方法、例えば買ってから1ヶ月後に売る場合と比べると、超スピード投資法の方がトータルの利益が高くなります。
1日の内の株価の変動幅が大きいほど、利益が大きくなります。さらには中長期的に価格が上昇しなくても利益がえられます。
これらの点がこの投資法の特徴、メリットと言えると思います。
超スピード投資法(2)
2007年10月07日
3Day投資法のエクセルファイルはマクロが編集できたのですが、超スピード投資法のエクセルファイルはロックされ、マクロの中身が見えないようになっていました。
そのため、ファイルを自動ダウンロードできるような改造をしたくてもできません。
そこで、3Day投資法のファイルを改造することにしました。始値から値が下がる部分を上がるように変えればいいだけなので、さほど苦労せず完成しました。
超スピード投資法では、株価が上昇傾向にあれば、だいたい良い結果がでますので、銘柄は広範囲から選ぶことになります。
そこで、数百の銘柄を自動で分析できるエクセルマクロが威力を発揮します。日経225銘柄や日経300銘柄、株スクリーニングで選んだ出来高の大きい株、資本金の大きな株などをかたっぱしから分析して、めぼしい銘柄を絞り込みます。
こうして選んだ銘柄を5つくらい候補にして、毎日の始値を見ながら、予算で買える1~2の銘柄に注文を入れました。
超スピード投資法(1)
2007年10月07日
超スピード投資法も明地文男さんの考案で、書籍も出ています。
考え方は、3Day投資法に似ています。違う点は、3Day投資法では、始値から値が下がったら買うのに対して、超スピード投資法では、始値から値が上がったら買うという点です。
3Day投資法は逆バリなのに対して、超スピード投資法は順バリと言えます。
逆バリは、株価が下がりすぎだから、近々上がるはずと思って今の内に安値を買っておく事を言います。順バリは、株価が上昇中であり、この勢いは今しばらくは続くだろうから今買っておこうという方法です。
超スピード投資法は、いわば流れに乗っかる投資法です。勢いのある株は、ほんの数分で目標値になり、売り抜けられることもあります。保有期間は最大で5日です。
計算のためのエクセルファイルが提供されています。
3Day投資法(7)注文方法
2007年10月07日
3Day投資法では、毎日、その日の始値からいくら下がったら買う、というトレードをします。始値が分かるのは、東証が開く朝9時以降ですので、その時に株価を知らないと指し値注文が入れられません。これが面倒なところです。
9時過ぎに株価をみてから、注文を入れられる人でないと、この投資法は行えないのです。
しかし、良い方法があります。証券会社によっては、「±指値」という注文ができるところがあります。これは、その日の始値に対して、プラスいくらなら買いとか、マイナスいくらなら買いとかを選べる注文方法です。これが3Day投資法にはぴったりです。当日の9時に株価を見ていなくても、前日に予約注文してしまえば良いのです。
さらに、売る注文も、あらかじめ出すことができます。「Uターン注文」という名前で呼ばれています。Uターン注文では、買えた価格や、始値を基準にして、いくらプラスになったら売るという注文ができます。
この注文方法を使えば、日中は何もしなくて済みます。夜、自宅で時間のあるときにだけ作業すればいいので、仕事のある人には便利な注文方法です。
この注文方法は、カブドットコムの例ですが他の証券会社にもあると思います。注文方法の豊富さは、証券会社を選ぶ基準のひとつになります。証券会社については、別のところでも書きます。
3Day投資法(6)投資資金
2007年10月07日
投資に使う資金について考えます。
3Day投資法では、毎日、指し値注文します。その日の株価の値動きによっては、買えない日もあります。そのため買えない場合は、資金が有効に使われていないという問題があります。
そこで、バックテストの結果から、毎月何回の売買が成立するかを確認します。月に4~5回くらいが程よいところです。これが1回以下の条件だと、いくら成績が良くても採用できません。8回以上あると、前の回の株を売る前に、次々と買わないといけないので、資金がもっと必要になります。
私の場合は、資金が限られるので、同時に複数を売買することはできず、手持ちの株が売れてから、次の買いにエントリーします。そのため、たとえ月8回買える日があったとしても、実際に買うのは、4~5回に減ってしまいます。
このように、資金額一定という前提をエクセルファイルを組み込みました。すると、エントリーのチャンスが10日以上あるような銘柄でも、現実的な利益額がわかりました。
明地さん最初から月当たりの回数が少なめの条件を推奨しているようですが、私のような方法も使えると思います。
3Day投資法(5)ロスカット
2007年10月07日
3Day投資法ではロスカットはしないことになっています。しかし株式投資においてロスカットは常識と考える人が多いと思います。そこで、3Day投資法でのロスカットについて考えてみます。
エクセルファイルではロスカットは考慮していませんが、これは第一に計算が難しいからでしょう。日足データだけでは、ロスカットにかかるタイミングと、売買のタイミングの時間関係がわからないからです。
そこで、日足データの安値がロスカットに達した日は、必ずロスカットするという前提で計算することにします。もしかしたらロスカットより先に売りが約定しているかもしれないのですが、最悪ケースを考えて、こうします。
この前提でエクセルファイルにロスカットを組み込みました。すると、ロスカットの金額をいろいろ変えてみても、なかなか良い結果が得られません。
つまり、価格が一時的に下がっても、2日~3日後には元に戻る場合が多いということになります。たまに良い結果になるのは、株価の下落幅が大きな場合だけでした。こういう局面は、世界同時株安などで、それほど頻繁にはおきません。それ以外の時には、ロスカットすると、かえって全体の利益幅が減ってしまいました。
結局、効果的なロスカット条件は見つかりませんでした。3Day投資法では、3日という短い期間でのトレードなので、やはりロスカットは向かないと考えたほうが良さそうです。むしろ、株価の大幅な下落が少ない銘柄を選んで投資するという姿勢が良いのかもしれません。
3Day投資法(4)
2007年10月07日
3Day投資法に向く銘柄は、株価の毎日の変動幅が大きい銘柄、景気などの外部要因によって業績が大きく変動しない銘柄です。
著者によると電力会社、食品会社が向いているそうです。これらはディフェンシブ銘柄と言われ、景気によらず、需要が一定しているので、企業の業績も安定し、株価の大きな低下が起きにくいからだそうです。また安定性が重要なので、東証1部で優良と言われる銘柄にしぼったほうがいいみたいです。
エクセルでチェックしてみると、ディフェンシブ銘柄以外にも、成績が優秀な株がたくさん見つかります。それらの株価が安定している時期には、3Day投資法は有効と考えられますので、わたしは銘柄を広い範囲から選択しました。
株価が上昇トレンドにあると、エクセルの計算結果が優秀になります。買った後、3日も待てば、株価は大抵上がっていて損をしないからです。でも下降トレンドに入ると、成績は伸びませんので、3Day投資法には向かなくなります。
ディフェンシブ銘柄だと、だいたいいつでも3Day投資法が使えるので、銘柄を広げすぎるのは正しいやり方では無いのかもしれません。この辺は、まだ研究の余地があると思います。
3Day投資法(3)
2007年10月07日
書籍の購入者には無料でエクセルファイルが提供されます。これに選んだ銘柄の株価を過去50日分入力すると、トレードのバックテスト結果が出てきます。
バックテストとは、このトレードを、もしも過去に実施したとしたら、どういう結果だったかを調べるテストです。このテストで良い結果が得られたら、将来も同じくらいの結果が期待できると考えるのです。
エクセルでは、始値からいくら下がったら買いか、いくら上がったら売りかという数値の組み合わせを全部計算し、結果を表示してくれます。そのなかから、利益額、トレードの頻度(毎月何回買うチャンスがあるか)などを考慮し、自分が気に入った条件を選んで売買すれば良いのです。
エクセルファイルには株価を自分で入力しなければなりませんが、有料のファイルでは、ネットから自動でダウンロードすることができるそうです。
私は無料のファイルを自分で改造し、自動ダウンロードできるようにマクロを作成しました。一度にいくつもの銘柄の自動ダウンロードと計算結果の一覧表示ができるようにしました。300銘柄あっても40分くらいほっとけば結果がでるので、バックテストがとても楽になりました。
銘柄の見直しは、それほど頻繁に行う必要はありませんが、簡単にできるので、東証1部のほとんどの銘柄は試してみました。
3Day投資法(2)
2007年10月07日
3Day投資法に最も適しているのは、株価が上昇も、下降もしないで毎日一定額の間を行ったり来たりしている銘柄ですね。たとえば480円と520円の間のレンジを細かく動いているとしたら、価格が480円になるまで待ってから買い、その後520円になるまで待ってから売れば、40円の利益が得られます。
でも実際には価格レンジが変わらないということはなく、460円~500円だったり、550円~570円だったりします。そのため毎日の始値を基準にして、売買することになります。
時には、買った後で価格が上がらずに、逆に下がることも当然あります。その時でも、3日後には強制的に手仕舞いますので、損失額はある程度は抑えられます。
書籍ではロスカットはしないと書いてあります。ロスカットする方法を採用したらどうなるかについて、私は試していますので、後で述べます。
3Day投資法(1)
2007年10月07日
この投資法の詳細は明地さんの書籍を参考にしてください。
ここでは、私なりの解釈、アレンジも含まれています。
株価の毎日の動きを眺めてみると、細かく上下に動きながら、上昇、停滞、下降のトレンドを形成することがわかります。このなかで株価の細かな変動に着目し、その小さな変動量から差益を得るのが、この3Day(3D)投資法です。
株価が始値から一定額下がったら買い、その後、買値から一定額上がったら売るというものです。その日に売れなかったら、ポジションを保持し3日待ちます。それでも売れなかったら、3日目の終値で売ってしまいます。
3Dayという名前は、このように保有期間が最長でも3日であるところから来ています。目標価格に達すれば、保有期間が10分ということもあります。