【書評】実践FXトレーディング
2009年10月10日
FXでトレードをするための手法を具体的に紹介しています。
値動きには、上がるか下がるかの2種類しかない。したがって現在の状態がそのどちらにあるかを見極めればエントりーすべきかどうか、どちらの方向に(買いか売りか)エントリーすべきかが判断できる。
という考えが基本にあります。
現在の状態がどちらの方向に進むか、その確率が高い状態を判定するためのテンプレートをいくつも紹介しています。現在の値動きを、そのテンプレートに照らし合わせて、合致する場合に、その方向にエントリーするのです。
テンプレートの数が多いので、どれが合致するかを判断するのが大変だなと思いました。よって、自分の得意なテンプレートをいくつか絞ったほうが良いと思います。
マネーマネジメントやトレーダー自身の心理、規律についても触れており、システムトレードに通じる点があり参考になります。
【 書評 】FXメタトレーダーで儲けるスーパー投資術
2009年10月10日
本書は、メタトレーダーの使い方を説明した本ですが、システムトレードの様な自動売買に関する情報はほとんど載っていません。
メタトレーダーでチャートと指標(インディケーター)を表示させ、それを参考にしながら、売買は手動で行うことを前提としています。
実際に使えそうな指標がいくつも紹介されているので、そのまま参考になります。数多くの指標の中で、何を使ったらいいかわからない人は、紹介されている指標から始めるのが良いと思います。これらの指標はダウンロードもできます。
しかし、どのタイミングで売買するのかといった、もっとも重要な点については曖昧です。これは裁量トレードの宿命ですので、トレーダーが自分で学んで行かなくてはならないでしょう。本書にそれを期待はできません。
自分で学ぶ自信がない人は裁量トレードをあきらめて、自動売買のためのEA(エキスパートアドバイザー)を購入するのが良いと思います。
EAに関する情報は本書にはありませんので、「FXメタトレーダー入門」など別の本を読んで下さい。
【書評 】FXメタトレーダー入門
2009年10月10日
FXのシステムトレードを行おうと思ったら、メタトレーダーが真っ先に思いつきます。そのメタトレーダーを使ってシステムトレードを行うためには、使い方をよく理解する必要があるのですが、なかなか慣れるのが大変なのです。しかし、避けては通れないと思い本書を買って勉強を始めました。
感想です。
メタトレーダーで運用するルール(EAと言います。)を持っている人は、それを読み込ませるだけで自動売買を開始できるので、簡単にシステムトレードができます。本書を読む必要も無いでしょう。
しかし、EAの内容を理解したい人、既製のEAを改造して使いたい人、自分でEAを作りたい人にとっては、かなりの勉強が必要となります。本書はそのための入門知識を得る上では役立ちます。
本書の様に、メタトレーダーのプログラミングの知識を学ぶための本はほとんどありませんので、本書から始めるのが良いと思います。
といってもある程度のプログラミングの知識が前提となります。プログラミングをしたことのない人には向かないでしょう。
私は、プログラミングしたことがありますので、本書の解説はだいたい理解できました。自分のEAを作るにはまだまだですが、既存のEAを解読することはできるようになりました。
自分でEAを作るかどうかは、まだわかりませんが、今後の為に、本書の続編(2009/10発売予定)も読んで勉強しようと思っています。
【書評】ライアーズ・ポーカー
2008年09月20日
投資関連の本では、よく知られた本だと思います。
ウォール街の投資銀行のトレーダとはどんな人種なのか、何を考え、どんなことを行っているのかということに関して、私たちの既成概念を覆すような、トレーダー達の生態が赤裸々に表現されています。
巨額を運用して、膨大な利益を得るトレーダー達は、やはり、はちゃめちゃな人種でないとつとまらないのだと、自分なりに納得してしまいます。
現実の出来事を書いているのですが、小説として楽しむのが良いと思います。
【書評】リスクテイカー
2008年09月20日
投資や投機に関する小説は、あまり数は無いのですが、読んで印象に残っている物を紹介したいと思います。
ビジネス・スクールを卒業した3人の若者が、最先端の物理学、統計学の理論を駆使して、ヘッジファンドを運用し、短期間に大成功と大失敗の両方を経験するという、スリリングなストーリーです。
投資という観点から見ると、投資対象は主に外国為替です。これにヘッジのために為替のオプションを組み合わせています。
投資手法は、物理学研究者である若者が開発した、カオス理論に基づいた11次元?の方程式で為替相場を予測するプログラムを用いています。もちろん、予測が可能かどうかという議論はあるのですが、短期であればかなりの勝率で予測が可能であることや、相場が臨界点に達していれば、わずかな介入で次の安定点へ簡単に移動させることができる、ということを述べています。小説とはいえ、なかなか説得力のあるストーリー運びとなっています。
最終的には、彼らが為替相場をコントロールするとかいう話になってきますが、詳しくは読んでください。
私はFX(外国為替証拠金取引)もやっているので、為替相場を予想できたらどんなにいいかと考えながら読みました。カオス理論にその答えがあるとも思えませんが、考えさせられる点が多い本です。
マネーとは何か、なんのため投機行動かなど、学術的な視点からの情報も多いので、勉強にもなります。
フルタイムトレーダー完全マニュアル
2008年07月21日
本書は、副題に「戦略・心理・マネーマネジメント--相場で生計を立てるための全基礎知識」、とあるように、内容の濃い、読み応えのある本です。
特にシステムトレードと断っているわけではなく、裁量に近い方法も取り入れたスタイルのように思われます。しかし、「トレーダーとして生き抜くためには、直感に頼るトレードではだめで、一度決めたセットアップに必ず従うべきだ」というメッセージが繰り返し述べられています。
具体的なセットアップ(トレードするロジック、ルールの事)の紹介と、トレード例も豊富なので、それをベースにして自分のセットアップを作る参考にできます。
ただし、バックテストの結果が示されているわけではないので、これらの方法で本当に勝率、利益率が高いのかどうかはわかりません。
トレード環境面、心理面での注意点もカバーしており、基礎知識として必要な項目は網羅している感じです。
1日5分で超カンタン!“株&日経225”システムトレードで大儲けする本
2008年06月29日
本書は、システムトレードをする人にとって必読書と思いますが、あえて紹介するのは避けていました。
それは、あまりに簡単に、そこそこ使えるシステムが作れてしまうからです。例えば、四本値だけを使ったテクニカル指標に基づくシステムを考えたとしても、このシステムくらいのパソーマンスを得ることは、結構大変なのです。
実際に使っている人もいると思いますが、そのままではなく、多少の工夫をして改善したルールで運用している人も多いと思います。私も改善のために、随分時間をかけて研究しました。現在運用しているシステムの一つは、本書のアイデアを参考にしています。
シスレムトレードの初心者にとっては、システムトレードをスタートするきっかけとして、本書は役に立つと思います。しかし、そのまま使うのではなく、自分なりの工夫は必須になりますが。ドローダウンへの対処方法とか、資金管理とかです。
もちろん、そんなに楽してお金が増えると期待するのは間違いですが、本書のルールはシステムトレードをする人にとっては、基礎知識として知っておくべきことだと思います。
日経225&mini]で始めるシステムトレード入門
2008年06月29日
日経225先物でシステムトレードをはじめたい人は、何からやったらわからないかもしれません。
そんな初心者でも、本書を読むことで、システムトレードとはどんなものか、どうやるのかを知ることができます。
エクセルファイルが付いているので、パソコンで開いてデータを入力すれば、売買のサインが表示されます。エクセルの使い方に不慣れな人でも、楽にシステムトレードを経験することができると思います。使用するデータは普通には入手が難しいのですが、連携するホームページにデータを掲載してくれているので、それをダウンロードするだけなので、データ入手は簡単です。
売買ルールについては本書を参照して頂けばいいので述べませんが、基本となるルールに対して、いくつかの条件(フィルター)を追加することで、利益率を改善する方法も述べています。こういう、工夫を凝らすことで、利益改善、ドローダウン低減しながらシステムを改善している手順がわかります。
収益曲線もエクセルで表示できますので、ルールの実力を正しく認識した上で、自分でも同じルールやってみるのか、もっと改善してみるのか、考え方だけ参考にして別のルールを考案するのか、色んな活用ができると思います。
株価指数先物必勝システム
2008年06月29日
日経225先物のトレードをやっている私にとって、この本のタイトルはとても気になりました。
手にとって中を眺めてみて、やはり気になる、役に立ちそうな情報がたくさんあり買ってしまいました。
本書の重要な点は、株ではなく株価指数先物のトレードを対象にしていることです。株価指数先物は、個別株とは異なり、いわば複数の個別株を足し合わせた平均的な値動きをするので、そういう値動きに合ったトレードをするための情報が得られることです。とは言え実は、ダウ平均、S&P500、ナスダック以外にも、為替、商品先物のデータもあり、トレード対象はタイトルから想像するよりも広いのです。
原題にはFutures Marketという言葉があるので、先物全般を指しています。
もう一つのポイントは、具体的なトレードのルールがいくつも提案されており、そのバックテストによる成績が載っていることです。さらに複数(8つ)のルールの個別成績と統合成績があり、統合によるパフォーマンス向上の例など、実際に自分のルールを作る際の参考になる点が多々あります。
ただ、紹介されているルールを日経225先物に適用してみたときに、どれだけ使えるかは、実際に検証してみないとわかりません。すこし検証してみましたが、そのままでは使える物は少ないように思いました。やはり、トレードする対象に合わせたルールの調整は自分で行わなければならないのですね。
朝8時45分からたった15分!儲かる株がすぐわかる
2007年12月16日
この本はタイトルからは分かりませんが、日経225先物の投資について有益な情報が得られます。
日経225を売買サインを何を見て判断するかというアイデアと、その実ドレード記録が書いてあります。
客観的に決まるサインを見てから売買の判断をするという点では、システムトレードと言えると思います。
具体的には、外資系証券会社による日経225先物の売買注文のを寄り付き前動向です。
実際に売買する際に、リスク低減のために反対売買を組み合わせるアイデアは、読んだときには理解できませんでしたが、実際にやってみてようやく理解できました。
他にも、シカゴCME、シンガポールSGXの価格を参考に、その日の動向を探るなどが書いてあります。
ただ、外資系証券会社の動向だけで225をトレードするのは、現在では必ずしも有効ではないと思います。ただ直近の流れを見る点では参考にできるかもしれませんので、考え方は知っておいて損はないと思います。
3点チャージ投資法完全攻略ワークブック
2007年11月10日
【3点チャージ投資法完全攻略ワークブック】
明地文男氏の株式投資方法その3、「3点チャージ投資法」の解説書です。
この投資法の詳細は「株式トレード方法」のカテゴリに書きました。
検証のためのエクセルファイルが入手できますが、著者のホームページやメルマガでの情報提供が充実しているので、そこを見るだけでも銘柄選択できそうです。
株式投資方法としては、「3Days投資法」や「超スピート投資法」がマニアックなところに比べると、この3点チャージ投資法は、一般の人がもつ投資のイメージに近い方法だと感じます。そのため、取り組みやすいと言えるかも知れません。
超スピート投資法
2007年11月10日
【超スピート投資法】
明地文男氏の株式投資方法その2、「超スピート投資法」の解説書です。
この投資法の詳細は「株式トレード方法」のカテゴリに書きました。
これも、「3Days投資法」と同様に、エクセルファイルで検証します。マクロがロックされていて、手を加えることができないので、「3Days投資法」のエクセルに手を入れて超スピート投資法ができるようにしました。
銘柄選定の範囲が「3Days投資法」よりも広いので、数週間くらいの短期間で投資先を乗り換える方法がいいと思います。
明地式3Days投資法
2007年11月10日
【一発自動判定!3日で3万円 明地式3Days投資法】
明地文男氏の株式投資方法のその1、「3Days投資法」の解説書です。
この投資法の詳細は「株式トレード方法」のカテゴリに書きました。
株式投資の初心者だったころ、どうやって買ったらいいか分からないときに、この本に出逢い感激しました。こうやればかなりの確率で勝てるのだと、熱心に研究しました。
読者に提供されるエクセルファイルを使って、儲かりそうな株を片っ端から検証しました。エクセルファイルはそのままでは、株価を手作業で貼り付けなければならないので、数をこなすには手間がかかりました。
そこで、エクセルのマクロに手を加えて、複数銘柄を連続でダウンロード、計算、結果記録できるようにしました。一度に数百銘柄の検証が30分ほどで完了するので、検証が楽しかったですね。掘り出し株を見つける楽しみがあります。
有料のファイルを購入すれば自動ダウンロードの機能がついているそうです。シェアウェアでも同様のものがありました。
コンピュータトレーディング入門
2007年11月10日
本書はシステムトレードを運用する上で必要な知識を幅広く網羅しており、内容が豊富です。システムトレードをこれから始めようとする入門者だけでなく、システムトレードを実践中の人にとっても、参考になる点の多い良書です。
売買ロジックの最適化方法と検証方法、システムの管理・監視方法、売買ロジックの作成とプログラミング技術から、システム商品の評価方法までカバーしています。一方、テクニカル指標の使い方や心理面については、あまり触れていないので、別の書籍で勉強してください。
特に参考なったのは、システムを運用していて損失が増え続けている時に、どのタイミングで撤退するのかに関する記述です。例えば、「0.1%の確率でしか起こりえない最大ドローダウンが3ヶ月以内に発生した」時に、そのシステムが機能していないと判断し運用を停止するという基準と、その求め方を提示しています。
普通は、過去のバックテスト結果から最大ドローダウンを求めていると思いますが、サンプル数が少ない場合は、たまたまそうなった結果でしかないはずです。将来、最大ドローダウンが更新される可能性が高いのです。本書ではモンテカルロシミュレーションを用いて、将来に起こりうる最大ドローダウンを計算する方法を提供しています。計算するためのエクセルファイルもwebから入手できます。自分の使っているシステムの数値を入力すれば、簡単に計算結果がでるので、自分のトレードシステムの構築に役立ちます。
私はエクセルの計算をマクロ化し、数百回もの繰り返し計算を1回で済ませる様にして、便利に使っています。
「あらゆるリスクを想定する」という章では、パソコンやネットワークの不備への対策としての冗長化にとどまらず、様々な局面を想定した対策を述べています。例えば、ある特定の市場情報にアクセスできない様な場合、その市場で何かトラブルが発生している可能性が高いため、相関性の高い市場の先物で逆にポジションを持ちリスクを限定するなどです。プロの徹底したリスク対策が伺えます。
他には、売買システムの性能を判断するための8つの指標、第3者が開発したトレードシステムを購入して運用する際の注意点が参考になりました。
トレードステーションのプログラミングに関する章は、トレードステーションを使わない人は読み飛ばしてしまいそうになりますが、読んでみて参考になる点が多かったです。プログラミング未経験者には辛いと思いますが、プログラミングの経験が少しでもある人なら、容易に理解できる内容です。トレードステーションのプログラムを読んで理解するための基礎知識は十分に得られると思います。